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健康が当たり前の世界に

ノマドセラピストのブログ

【②カラダの声を聴く】❸「歪み」は体を守るためだから勝手に整えないでください

カラダを調える考え方 施術者の方々へ

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整体や治療院などの「手技療法」のお店へ行くとよく聞く言葉。

「骨盤が歪んでいますね」
「背骨が曲がっていますね」
「頭が傾いていますね」
「脚の長さが違いますね」

これってとってもデリカシーのない言葉だと思う。
事実なのかもしれないけど、言って良いことと悪いことがある。

例えば、あなたが恋人のために愛を込めて料理を作ったとする。そしてその料理はちょっと見た目が悪かったとする。でも味は食べてもみないとわからない。もしかしたら美味しいかもしれない。

その料理を、見ず知らずのおっさんに、

「うわ、見た目悪いですね」
「不味そうですね」

と言われたらどういう気持ちになるだろうか?
わたしだったら、

「うっさい!一生懸命作ったんじゃ!てかお前誰だよ」

と思う。

だが多くの整体師や治療家と呼ばれる人たちは、あなたに対して同じようなことを言う。

あなたの体には意思があり、それを仮に”カラダ”と呼ぶことにして、カラダは常にあなたのために最善を尽くしている。

そのカラダが作った料理、もとい肉体を、体の専門家と言われる人たちは見た目だけで判断して、

「歪んでますね」

と、バッサリ一言で切り捨てる。
そしてカラダが体を歪ませてまで守ろうとしたものを無視して、外から体をあちこちいじって、左右均等の体を作り上げてしまう。

体は左右均等の方が疲れにくいし、基本的に力も発揮しやすい。

だがカラダが歪みを作ったのには必ずワケがあり、そのワケを聴かないまま勝手に外から整体して、何になるのだろうか?

それは整体師の側からしたらただの親切心かもしれない。
お金をもらっている限りは何かしらの結果を示さなければいけないし、歪みが整ったことを見せればお客様も喜ぶだろう。

だが考えてみてほしい。

「なぜ体は歪んでいるのか?」
「なんのための整体か?」

この問いに自信を持って答えられない整体師にはこの大切な体を触ってほしくはないものだ。

わたしなりの答えはこうだ。

「なぜ体は歪んでいるのか?」
→カラダが体を守るために歪ませる

「なんのための整体か?」
→体の機能を引き出すため、自然治癒力を取り戻すための整体 

歪みには必ず理由がある。もっと言うと、「体への負担を減らすため」、「体を安定させるため」に体は歪む。

「歪むと体への負担が減る?逆でしょ?歪むと体への負担は増すでしょ」

と思う人もいるかもしれない。
これを理解するために例をあげながら説明していこう。

CASE1「デスクワーカー」

パソコン仕事をしていると、背骨が丸く歪む。つまり”猫背”になる。
猫背になるのは、カラダにとって「猫背になった方が楽」だからだ。

パソコン仕事を長時間していると、背もたれに寄りかかりたくなる。体は長時間同じ姿勢でいるようにはできていない。長時間の同じ姿勢を保つことは体への負担が大きいから。だから背もたれに寄りかかって、肉体への負担を減らそうとする。
だが背もたれに寄りかかると、お尻の後ろ側で座ることになる。つまり骨盤が後傾=後ろに傾く。
骨盤は”背骨の土台”だ。その骨盤が後傾しているのに、背骨だけ上にスラリと伸びていては不自然だ。バランスが取りにくいし、体を緊張させないとスラリとした背骨を保つことが難しい。
だから背骨を丸くする。猫背になる。その方が肉体への負担が減るから。

CASE2「脚を組む人」

脚を組むと骨盤が歪むと言われる。だけどどうしても脚を組んでしまう。なぜか?脚を組んだ方が骨盤が安定して、楽だからだ。
たとえその結果骨盤が歪み、左右の足の長さが変わり、上半身が傾いたとしても、骨盤を安定させ、体の負担を減らすことを選ぶ。

長期的に見ると、”歪み”は確かに体への負担になるかもしれない。だが短期的に見ればカラダがあなたの体のためを思い、考え、試行錯誤した結果、”歪み”になってしまうだけのこと。カラダはなんて健気で素直だんだろう。

その歪みを、その歪みができた背景を知ろうともせずに勝手に外から整えてしまっては、何の解決にもならない。

もしかしたら良心的な整体師は、
「背もたれに寄りかからないように、坐骨に垂直に座ることを意識してください」
「脚を組まないように意識してください」
と、あなたに言うかもしれない。

だが「それができたら苦労しない」っつー話だ。
「正しい姿勢の原理」としては正しいことを言っているのかもしれないが、それをどんなに意識をしても無理なものは無理だ。

じゃあどうすればいいのか?

その答えはまた別の記事でお伝えする。

「別の記事なんて!待てないよ!」という方は下記のサイトを参照してほしい。まだまだ参考になる記事は少ないが、いくらかあなたのカラダを調える役に立ってくれるはずだ。

まとめ

カラダはあなたを守るために歪んでいる。
そしてその歪みをいくら外から整えても、ありがた迷惑というやつだ。

一時的には歪みは整い、体調は良くなるかもしれない。肩こりや腰痛なども軽減するかもしれない。

だがそれではまたすぐに元に戻ってしまう。それどころか、外から良くしたことで内側から良くなろうとする力=自然治癒力を奪ってしまうことにもなりかねない。

だからこそ、「勝手に整えないでください」という。
仮に整えるとしても、そのあとのこともちゃんと考えてほしい。教えてあげてほしい。
さっきも言った通り、「意識してください」では通用しない。それで体調が良くなるなら苦労はしない。悩んだりもしない。

と、散々悪口らしいことばかり書いてきたが、安心してほしい。
ちゃんとどうすればいいのかは説明するから。

今回覚えておいてほしいのは、不調でも歪みでも、どんなことでも「カラダのわけ」があるということ。
だからまずはカラダの声を聴くところから始めてみよう。
耳をすませれば、ちゃんと聴こえるから。

健康が当たり前の世界になりますように。